【初心者向けSourcetree】グローバル無視設定ファイルを作成しますか?と聞かれたら【Git】
ライターのみなせしゅんです。普段はフリーランスエンジニア兼デザイナーとして活動しております。
今回はGit、とりわけSourcetreeにまつわるお話です。
Gitって難しいですよね。現在はそこそこ使いこなせるようになりましたが、自分も色んな壁にぶち当たりました。
というわけで、初心者時代にぶち当たった壁を共有させていただきたいと思います。
Contents
「はい」と「いいえ」、初心者は結局どっちを選べばいいんだろうってお話
初心者時代にぶち当たった、「グローバル無視設定ファイル」のお話です。
Git使おうとするじゃないですか、いろいろ調べてたら「Sourcetreeってやつ入れるといいよー!」って情報にたどり着くじゃないですか、インストール進めるじゃないですか、
「グローバル無視設定ファイルを作成しますか?」
って聞かれるじゃないですか。
なんだこれ……って思って「グローバル無視設定ファイルを作成しますか?」ってキーワードでそのまま検索するじゃないですか、
サイトA「Yesのほうが無難!^^」
サイトB「とりあえず今はNoにしましょう^^」
サイトC「なんか「はい」を選んだらGitの設定勝手に書き換えられた!(それ以上の情報なし)」
………………。
サイトによって言ってることバラバラだし、その上「はい」もしくは「いいえ」を選ぶ根拠が書いてないからどこを信用していいのかわかんない。
→絶望。
絶望しました。なんやこれと。
……というわけで、なんかよくわかんなくてスッキリしないし、ちゃんと自分で理解した上で「はい」or「いいえ」を選択したかったので、まずはグローバル無視設定ファイルの正体がなんなのかを調べてみることにしました。
そもそもグローバル無視設定ファイルってなんのこっちゃ!
まず「グローバル無視設定ファイル」って単語についてですが、「グローバル」と「無視設定ファイル」2つの単語が合わさったものです。
じゃあ「グローバル」と「無視設定ファイル」ってなんやねんって話なんですけど。
「グローバル」は「パソコン内部の全体」という意味で捉えていただいて大丈夫です。
「無視設定ファイル」については、超絶端折って説明するとGitさんがコミットとかなんかいろいろする時に「どのフォルダやファイルや拡張子を無視するか」的なことが書いてあるファイルです。ちょっと専門的な単語を使うと「.gitignore」ってやつですね。
この二つの単語を合わせると「グローバル無視設定ファイル」は、「gitがパソコン内部全体のファイルを扱う時に、どのフォルダやファイルや拡張子を無視するか設定するためのファイル」という意味になります。
じゃあ「はい」を選ぶとどうなるのか?
グローバル無視設定ファイル(フォルダとか拡張子の無視リスト)が自動的に作成され、Gitさんが動くときは無視リストに書かれた拡張子の付いているファイルとか無視リストにあるフォルダとかを無視するようになります。
これ、Gitに詳しい人だったら自分でちまちま設定するのが面倒って理由でとりあえず「はい」を選んで無視リストをSourcetreeに作ってもらっておいて、意図しない動作が起こったら必要に応じて設定ファイルを編集する、みたいなことができるんですよね。だからネットには「無視リストはとりあえず作っとけ」っていう意見があるんだと思います。
でも初心者時代は意図しない動作とか起きてもそんなの判別できるか怪しいし、設定ファイルいじるのも正直怖かったりします。自分もそうでした。
「いいえ」を選ぶとどうなるのか?
「いいえ」を選ぶと、Gitさんがお仕事(addとかcommitとか実行したり)する時に、どんなフォルダもファイルも無視せずに全部構ってくれる、って認識でいいと思います。
「大は小を兼ねる」で言うところの「大」が「グローバル無視設定ファイルを作成しない」って設定なはずです。
ただ、この設定だとGitさんは全員を構いに行くので、正直若干よろしくない部分もあったりはします。でも設定ファイルの書き方がわからないうちは、とりあえずはこれでいいんじゃないかなと思います。
結論。初心者は「いいえ」が無難。
というわけで初心者の方はは大人しく「いいえ」を選びましょう。
複数人で開発する予定がなければ困ることはそんなにないはずです。
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ではでは。
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Writer この記事をかいたひと
RYOZEN Scratch Creations代表。
1994年生まれ。千葉育ち。
2019年よりフリーランスで活動を開始。
ディレクションやフロントエンド・バックエンドのコーディング・プログラミング、グラフィックデザインからWEBデザインまで、わりとなんでもやる人。
座右の銘は「レベルを上げて実績で殴れ」。
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