コラム 2020-12-28

未経験からデザイナーを志す今だからこそ伝えたい、無理せず勉強を続ける方法【クリエイターズヒントラボ #04】

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未経験からデザイナーを志す今だからこそ伝えたい、無理せず勉強を続ける方法【クリエイターズヒントラボ #04】

こんにちは。ライターのみなせしゅんです。

この企画では、「様々なクリエイターさんにインタビューし、その価値観をシェアすることで読者の皆様の人生がちょっとポジティブに変わるヒントをお届けする」をテーマに記事を連載しています。

今回のテーマは「未経験からデザイナーを志す今だからこそ伝えたい、無理せず勉強を続ける方法」です。インタビューのゲストとして、当ギルドのメンバーであるイカヅチホマレさんをお呼びしお話を伺いました。

 

イカヅチホマレさんは、異業種からグラフィックデザイナーを目指し転職活動をされている真っ最中の方です。もともとは事務のお仕事をされていた方なのですが現在は退職し、ほぼ毎日デザインの勉強をされているそうです。

これは主観なのですが、何かを成し遂げるためにコツコツ積み重ねるのって物凄く大変だと思うんです。自分の知る限りでも、何かを始めようとしてTwitterのアカウントを作ってみたけど、続かずに辞めてしまう……という方々をそこそこ見かけますし、これを読んでくださっている皆さんの中にも「本当にデザイナーになれるのかな……」「勉強なかなか続かないな……」と悩んでいる方がいらっしゃるかもしれません。

デザイナーを目指すホマレさんは何故諦めずにコツコツと勉強を続けられているのでしょうか。

今回はあえてターゲットとなる読者層を「未経験からデザイナーを目指している方」にぐっと絞った内容になっています。同じ境遇で悩んでいる方の助けに少しでもなれれば幸いです。

 

【前回までの記事】

挑戦しながら悩むことで、道は開ける。【クリエイターズヒントラボ #01】

早く行きたいなら一人で、遠くへ行きたいならみんなで【クリエイターズヒントラボ #02】

自分の強みを見つけたいときの対処法【クリエイターズヒントラボ #03】

Contents

    みなせ 本日はよろしくお願いします!今回のテーマは「未経験からデザイナーを志す今だからこそ伝えたい、無理せず勉強を続ける方法」ということで、何故ホマレさんがデザイナーになるための勉強をコツコツと続けられているのか、という部分にフォーカスしお話をお伺いしていきます。

    ホマレ よろしくお願いします~。

     

    イカヅチホマレさんってどんな人?

    みなせ ホマレさんとは以前からお会いしていて、RYOZENでも一緒に活動させていただいているのでどんな方かはなんとなく存じ上げてはいるんですけど、ホマレさんの言葉で「私こういう人間なんです〜(どやあ)」って聞く機会があんまりなかったので、ぜひ改めて自己紹介いただきたいです!

    ホマレ かしこまりました!改めまして、イカヅチホマレと申します。Twitterでは「ゆるいWEBデザイン勉強アカウント」として発信をしています。学生時代から絵を描いたりデザインを学んだりしていました。高校生の頃は新聞部にも所属していて、インタビューをしたり誌面のレイアウトを考えたりすることも好きでした。今でも人と話すのが好きで、コラムのインタビュアーをしたりSNSで仲良くなった方とお会いしたりしています。ついこの間事務の仕事を退職しまして、現在はデザイナーへの転職活動をしています。

     

    学生時代からデザインに興味があった

    みなせ 自己紹介ありがとうございます。学生時代からイラストを描いたりデザインを学んだりされていたんですね。

    ホマレ そうですね。小さい頃からイラストやハンドメイド等、作ること全般が好きでした。中学生の頃には美術の評価で4・5を取っていたので、自然と美術系の高校に行こうと考え、そういったことを学べる高校に進みました。高校ではデッサンや配色について学んだり、Adobe PhotoshopやAdobe Illustratorの使い方について学んだりしていました。あとは個人WEBサイトを作ったりもしていましたね。

    みなせ その頃からWEBサイトを作っていたんですか!?

    ホマレ 私たちが中学生~高校生くらいの時ってWEBサイトを作るのが流行っていたので、自分のイラストサイトを作ったり、ブログを書いたりしていたんですよ。

    みなせ え、やば……!マジですか(笑)

    ホマレ えええ、そんなにですか……?!とはいえ簡単なのしか作ってなかったです。サーバーだけ借りて、無料のタグ配布サイトを使ってコピペしたらパーツが作れるんですよ。それをアレンジして作ってました。簡単なテーブルとか、中窓になっているフレームとか。

    みなせ ひええ……。それはデザインの道に進みたくなるのも納得です。大学は行かれていたんでしたっけ?

    ホマレ 短大ですね。経済学部で、2年間のところに行っていました。

    みなせ それじゃデザインとは全然違う方向だったんですね。何故そちらに進まれたんですか?

    ホマレ そうですね……デザインが好きだったので美大にも行きたかったんですけど、当時家庭でアクシデントがあって金銭的に厳しくなってしまって(苦笑) でもその時簿記やPC操作(WordやExcel)が得意だったので、デザインの道に進めないんだったら別の得意分野を活かせる道に進もうと思い経済学部を選びました。

    みなせ うおおなるほど……逆境があったんですね。

    ホマレ でも経済学部の授業にもAdobe PhotoshopとAdobe Illustratorを使う授業やWEBに関係する授業があったので、それらも並行してとっていました。

    みなせ 卒業後はどうされたんですか??

    ホマレ 卒業後は地元の自動車関係の会社で事務として就職しました。この時もデザインの道に進みたい気持ちはあったんですけど、自分でちゃんとお金を貯めてから自由なことをしよう、と考えました。

    みなせ なるほど。ちなみに、もともとは地方出身で今は東京に住まわれているとチラッとお伺いしたことがあるのですが、上京はいつのタイミングでされたんですか?

    ホマレ 入社3年目ぐらいの頃に、仕事に余裕が出てきて準備する時間もできてきたし、お金も貯まってきたと思って、上京しました。その後仕事はすぐに決まらないだろうと思い、実務でスキルを磨くためにまずは派遣に登録してAdobe IllustratorやAdobe Photoshopを使って働ける会社のもとで働かせてもらっていたんです。また、このタイミングでWEBデザインのスクールに通っていたりもしました。

     

    無理なく勉強を続けるためのヒント①「スクールに通う」

    みなせ 派遣のお仕事をしながらスクールにも通われてたんですね!スクールはどんな基準で選んだんですか?

    ホマレ いくつかのスクールに体験授業を受けに行ったり、直接話を聞きに行ったりしたんですけど、その中で一番理屈が通っているかもと思ったところを選びました(笑)

    みなせ 「理屈が通っているかも」と言うのは……?(笑)

    ホマレ 今はいろいろあってグラフィックデザイナーを志すようになったんですけど、その当時はWEBデザイナーを目指していたんですね。それで、WEBデザイナーの勉強ができるスクールって、場所によってかなり色が違うんですよ。デザインだけを勉強していればWEBデザイナーになれますよって言うところもありますし、コーディングだけ勉強していればいいよって言うスクールもあって(笑) でも私が選んだのは「デザインとコーディングの両方のスキルを習得して、1人で一つのWEBサイトを作ることができるのがWEBデザイナーです」というお話をされていたスクールでした。総合的なスキルがあるほうがよさそうだなあと思ったんです。

    みなせ WEBデザイナーはコーディングもできるべきかどうかって結構議論起こりますけど、その当時のホマレさんは両方できたほうがよさそうだと考えたのですね。ちなみにスクールってどんなことをするんですか?

    ホマレ 私の場合は選択でグラフィックとWEBをとっていたので、毎週土曜にAM10:00〜PM6:00くらいまで授業がありました。あとは週に1回ペースで課題があったりもしましたね。

    みなせ ひええ……課題もあったんですね……。どんな課題が出されるんですか?

    ホマレ 例えばグラフィックの課題だと、「あなたがこれまでに見てきた色でグラデーションを作ってください」というものがありました。私は「自分が地元から東京へ上京した時の気持ち」とか「地方にいた頃ハマっていた手芸や、上京した頃の手帳の表紙」、あとは「過去に参加したもくもく会の会場の扉の色」を集めてグラデーションに盛り込みました(笑) 課題のために毎日生活の中から色を探すので、色彩について興味を持ったり、色彩感覚を見につけるのには役立ったと思います。

    みなせ 結構課題はガッツリなんですね。

    ホマレ そうですね。でも人の作品の講評も聴けるので面白かったです。人から自分の制作物について意見もらえるのも面白くて。課題のボリュームが辛かったですけどね(笑)

    みなせ 仕事しながらですもんね(笑)

    ホマレ WEBの課題だと、「中間課題」と「最終課題」の2つでした。どちらの課題でもサイトを作っていくんですが、中間課題はトップページと下層ページ1ページ以上、最終課題はサイト丸ごと1つ制作しました。授業を受けながら、定期的に課題については相談して進めていく感じです。

    みなせ それはオリジナルでテーマを決める感じですか?

    ホマレ そうですね。

    みなせ なるほど。課題という形で出されると嫌でもスキルを身に付けなければいけなくなりますし、周りに同じ境遇の方がたくさんいるとより「頑張ろう……!」と思えたりもするので、スクールに通うのはめちゃめちゃありかもしれませんね!

     

    無理なく勉強を続けるためのヒント②「Twitterを活用する」

    ホマレ そういえば上京してスクールに行き始めた頃、Twitterアカウントを作ったんです。

    みなせ 今のアカウントを作られたのってそのタイミングだったんですね!当初はどんな使い方をされていたんですか?

    ホマレ 勉強アカウントという意識が強くて、「今日こういうことを学びました」「こういうことを知りました」という風に情報発信をしていました。

    みなせ そのアカウントを作ろうと思ったきっかけは?

    ホマレ 「30DAYSトライアル」というWEBサイト制作のための勉強コンテンツをやっていたんですけど、毎日「Day1 今日はこれをやりました」みたいにつぶやかないといけなかったんです。なので、その当時持っていた個人アカウントとは別に、新しく作りました。

     

    「東京フリーランス30DAYSトライアル」

     

    みなせ それじゃあ始まりはそのサービスを使って勉強をするためだったんですね。

    ホマレ そうですね。でもしばらくすると、こばやすさんという方が企画されている「バナーお題」もやり始めたので、だんだん「制作したものを発信する」ためのアカウントに変わっていきました。あとは、ツールの使い方を覚えたり自分のデザインの表現の幅を広げたりするために、実際にあるバナーをトレースしたり、レイアウトし直したりして発信するようにもなりました。

    みなせ なるほど!ちなみに純粋な興味なんですけど、表現の幅ってどうやって広げていくんですか?

    ホマレ 例えば「上品さが出せるようになりたい」と思ったら、巷にある上品な印象を持つバナーを探して、「白っぽい光を使っているな~~」みたいな感じで分析するんです。「上品さを出したいときは白っぽい光を使うのもアリ」という知識を自分の引き出しに入れていくイメージですね。

    みなせ 「守破離」の「守」ってやつですね。

    ホマレ あとは、表現の幅のお話とは若干逸れますが、単純にWEB業界についての基礎の知識が足りてないな~~という気がしていたので、株式会社baigie(ベイジ)さんの「未経験でも1カ月で即戦力クラスの知識が身に付く『webデザインドリル』」をやったりもしました。これすごいオススメで、PDFでダウンロードできるので是非皆さんも使ってみてください。

     

    株式会社baigie(ベイジ)さんの「未経験でも1カ月で即戦力クラスの知識が身に付く『webデザインドリル』

     

    みなせ すごい……!最近はこんなものもあるんですね、ありがとうございます。ちなみにこれからTwitterを使い始める方、もしくは「最近始めたよ~~」っていう方に向けて、こういう風に使うといいかもみたいなアドバイスってあったりしますか?

    ホマレ そうですね……同じようなタイミングで同じ勉強をスタートした人って、それこそ未経験だったら周りで見つけるのものすごく大変じゃないですか。なのでまずはデザインに関する情報収集のために使いながら、「同じタイミングで勉強をスタートした人を見つけて交流しつつ、自分のモチベーションを保つ」っていう使い方をするのがいいんじゃないかなあと思います。勉強中に困ったことがあったり、辛いな~~って思ったりした時、フォロワーさんのおかげで乗り越えられたことが多かったので。

    みなせ ありがとうございます!勉強をスタートしたタイミングがほぼ同じなフォロワーさんを見つけられるといい意味でのライバル意識も芽生えやすいですし、いろんな情報も入ってきますし、そういう面ではTwitterって勉強にめちゃめちゃ向いているツールなのかもしれないですね。

    ホマレ そうですね。とはいえ情報に溺れないように、「自分がなりたいタイプ」や「自分がこの方向に行きたい」と思える人をフォローするようにすることが大事だと思っています。初めのうちは何が正しいのかわからないのでなんでも取り込んでしまうんですけど、人によって言ってることが違いすぎてだんだんよくわからなくなってくるので……(笑)

    みなせ あーー……なんかいろいろ派閥ありますもんね(笑)

    ホマレ ありますねー!

     

    (余談)「イカヅチホマレ」という名前について

    みなせ そういえばずっと気になってたんですけど、ハンドルネームは何故「イカヅチホマレ」なんでしょうか……(笑)

    ホマレ 高校生ぐらいのときに作った名前ですね。めっちゃ本名ですかと聞かれる………もちろん違うんですけど(笑) 自分自身、柔らかいふわっとしたイメージを持たれやすいので、もうちょっと強さも出していきたいという理由で「イカヅチ」を使っています。あとは有名人や漫画家さんとかの名前って、「ユースケ・サンタマリア」さんみたいに固有名詞が入ってたりするじゃないですか。それを真似したら覚えてもらいやすいんじゃないかって考えたりもしていました。

    みなせ なるほど~~!謎が解けました。確かに一目見たら忘れられない字面ですよね……(笑)

     

    無理なく勉強を続けるためのヒント③「自分の軸を持つ」

    みなせ その他にも、転職に向けて活動する上で何か気を付けていることはあったりしますか?

    ホマレ そうですね……Twitterを始めて、制作したものを発信するようになってからしばらくして、「みんなと同じようなことばかりつぶやいていると埋もれちゃうかも」と思い、自分が興味を持っていること(例えばゲームやアニメとか)についても発信するようになりました。

    みなせ そうなんですね。何かきっかけがあったのでしょうか?

    ホマレ 転職を考えている身として、人となりも表に出して他の方と差別化したいな~〜という想いが途中で出てきたのが大きいです(笑)

    みなせ 差別化大事ですよね。めちゃ分かります。

    ホマレ そうなんです。今自分がTwitterのプロフィール欄に掲げている「柔軟に、面白がる、広がりを持つ」という言葉も、差別化のために掲げ始めました。

    みなせ この言葉、ホマレさんのTwitterで自分も見たことありましたけど、差別化きっかけで生まれた言葉だったんですね!

    ホマレ はい、そうなんです。この時ちょうど「自分の軸を持っていない」という悩みがあって。「私はこういう考えだ」という軸が決まっていれば、何か行動を起こす時に素早い意思決定ができるじゃないですか。なので軸が欲しかったんです。そこである時、尊敬している方に「軸がないんです」と相談してみたら、「自分の大切にしたいものを3つ決めるといいよ」って助言をいただいたんです。そこから自分の今までのツイートを見返して、「これは自分の中で大切にしていそうな価値観だな」というキーワード3つをピックアップしました。

    みなせ それが「柔軟に、面白がる、広がりを持つ」だったんですね。ちなみに、「柔軟に」はどういうニュアンスですか?変化に対して柔軟でありたい、とか?

    ホマレ そうですね。「難しければ方法を変えてやってみる」ことを意識しています。一つ例を出すと、「仕事しながら短期間で情報整理のスキルを上げたい」場合。自分の場合は本を読むだけだとあまり理解が進まない。それを解決するために「毎日1つCocodaの課題に取り組んで、週末に考えたことや参考文献と共にnoteにまとめる」ことで「手を動かして覚えやすく、習慣化して続けやすく」しました。

    みなせ では、「面白がる」の意味は?好奇心を常に持っていたい、とかですか?

    ホマレ 私の場合、何か物事を考えていく時にナーバスになるとアイデアが出てこなくなってしまうことがあって。「全力投球しすぎずに、あくまで頭の中に余裕を少しだけ残しながら考えるようにする」とアイデアが出やすいと感じているので、この言葉を選びました。

    みなせ 「広がりを持つ」というのはどういったイメージですか?

    ホマレ 自分が関わる人を増やしていく、というイメージです。特にTwitterでは、ただ発信するだけでなくフォロワーさんとの交流も大切にしています。信頼できる人を増やすという意味でも、自分を信用してもらうという意味でも大事にしている価値観です。今こうしてRYOZENとして活動できてるのも、元を辿っていくと当時あった勉強会やオフ会に参加してたくさんの人と出会ったからだと思っています。

    みなせ 確かにホマレさんとみなせが初めてお会いしたのも、当時開催していたクリ友がきっかけでしたもんね!そういえばフォロワーさんを増やしたい気持ちがあるというのは意外でした。

    ホマレ 今はあんまり思ってないのですが、以前は思っている時期もありました。でも結果的にフォロワーさんは増えてよかったなあと思ったりもしています。お気に入りの飲食店があったんですけどコロナの影響で人が入らなくなってしまって、業態変更することになったそうなんです。そのためにクラウドファンディングをされてたんですけど、その情報を拡散して応援できたのは嬉しかったですね。

    みなせ 情報の拡散という点でいうとフォロワーさんが多いのは強みですよね。他にも何か転職活動をする上で気を付けていることはありますか?

    ホマレ 勉強の進め方のお話になるのですが、勉強って、自分が興味を持てるか、楽しく学べるか、とかが大事な気がしていて。なのでなるべく自分が楽しいと思える分野を勉強したり、楽しいと思えるような勉強の仕方をするようにしています。あとは自分の場合の話ですけど、見栄っ張りなので人に見られてるほうが緊張感を持ってやれる気がしていて(笑) Twitterに勉強の進捗をアップすることで人に見られているという意識を持つようにしています。

    みなせ たしかに人に見られるプレッシャーがあると、「ちゃんとしたものを作らなきゃ」みたいな気持ちになりますよね。

    ホマレ 「適当なもの見せられないな〜」と思って頑張れます(笑) それから達成感がないとなかなか続けられないので、自分でちゃんと目標と期限を決めて勉強をしていたりもします。

    みなせ ゴールがあるのとないのとでは走りやすさが全然違いますもんね。先の見えない努力が大変なのはめちゃめちゃわかりますし、細かくチェックポイントを設定すると定期的に達成感を得られてモチベーションが続きやすいな~~という実感は自分もあります。

     

    これからやっていきたいこと

    みなせ せっかくの機会なので、今後どういったお仕事をしたいと考えているのかお伺いしてもよろしいでしょうか?

    ホマレ 現在は、プロダクトの企画段階からデザインに携わり、一つのプロダクトから派生する複数の媒体(ロゴ、WEBサイト、名刺、ショッパー、パッケージ等)のデザインをトータルで手掛けられるようになりたいという野望があります(笑)

    みなせ なるほど!VI(ビジュアルアイデンティティ)を作っていけるデザイナーさんになりたい、というようなイメージでしょうか?

    ホマレ そうですね。もしかしたらそれに少し近いかもしれません……!

    VI (ビジュアル・アイデンティティ) とは?

    視覚は人間の五感の中で最も影響力が大きいと言われていますが、ブランドのイメージも、その認知度や人気を左右する大事なポイントですよね。冒頭でもご紹介したように、Apple社についてほとんどの人は、りんごのマークからブランドを連想できたり、新型と旧型のiPhoneを比べても同じApple社の製品として関連づけることができるでしょう。これは偶然ではなく、Apple社が戦略的に「ビジュアル・アイデンティティ (以下、VI) 」を確立しているからと言えます。
    このようにVIとは、ロゴ、シンボルマーク、ブランドカラーなどに代表される視覚的要素の統一から成り立っています。ブランドが持つコンセプトをビジュアルとして表現することで、その存在意義をユーザー、社会に対して浸透させることができます。VIは企業や商品のホームページ、広告、パッケージなど多方面に展開されるため、どのような媒体においても一目でわかることが重要です。

    https://goodpatch.com/blog/visual-identity/ Goodpatch Blog - ブランドを視覚化するVI (ビジュアル・アイデンティティ)の目的と事例 より

    ホマレ そのためにも、入社して1〜2年目までは、自身が一番面白いと考えている領域であるグラフィックデザインに集中的に打ち込み、自分のスキルの軸を太く強くしていきたいと考えています。私がこれまで独学やスクールで学んできた経験として、複数領域の知識を並行して短期間で学ぶとスキルが付きにくい、と感じました。なのでまずは自身のスキルの土台として、「"グラフィックデザインスキル"という1つの軸を太くすること」に集中して取り組みたいと考えています。

    その後、3〜4年目にはクライアントとの打ち合わせに参加して企画を提案したり、複数の媒体にまたがったデザインをトータルで作ることに挑戦したりできればと考えています。また、自身の強みである情報整理や課題の掘り下げのスキルを生かして、「クライアントの次のアクションにつなげていけるデザインを作りたい」と考えています。

    みなせ ありがとうございます!「クライアントの次のアクションにつなげていけるデザイン」についてももう少し詳しくお伺いしてよいですか?

    ホマレ そうですね、私が自分の人生を振り返ってみたとき、「自分の作ったものが"誰かの次のアクション"につながっていくこと」がやりがいにつながっていたことに気付いたんです。幼少期に自分が作ったマスコットが友人に喜ばれて「私にも作って欲しい」と他の友人にも言われたことがあり、「次回を待ってくれていることが嬉しかった」という成功体験があったんです。

    みなせ あ~~!それは嬉しいですね!自分も同じような経験があるのでわかります。

    ホマレ なので現在も仕事としてデザイン依頼を受けた際、「クライアントが作ったものでどういうことをしていきたいか、そしてその後どういった影響を与えられたのか」が見えると嬉しくなります。この「クリエイターズヒントラボ」でも、コラム記事を書くことによって「見積もり依頼が増えた」「心を動かされた読者の方がいて、RYOZENを応援してくれる方が増えた」ことが私にとって一番嬉しいことでした。

    みなせ なるほど!実際「クリエイターズヒントラボ」の前3記事はホマレさんに執筆いただいていましたが、記事を公開して以降サイトのアクセス数が上がったり、「ためになった!」とおっしゃっていただける方がいたり等、すごく良い反響をいただけているんです。それがホマレさんにも喜んでいただけているのはギルド代表のみなせしゅん個人としても嬉しいです!

     

    異業種からデザイナーを目指し勉強中の方に向けて

    みなせ では最後に、異業種からデザイナーを目指し勉強中の方、とりわけ「本当にデザイナーになれるのかな……」「勉強なかなか続かないな……」とモヤモヤを抱えている方に向けて、ぜひぜひメッセージをお願いします。

    ホマレ 私は今でこそ、所属しているコミュニティやTwitterで知り合った方に気軽に制作物を見せるようになったんですが、最初の頃は「見せるのが恥ずかしい」「迷惑になるんじゃないか」という思いが先行してなかなか人に相談することができない人間でした。

    学びはじめの頃は、分からないことはどんどん周りに聞くのがオススメです。そこで「今自分がどの部分ができていて、できてないのか」を知ってください。そうしたら自分がやるべきことを見失わずに済むと思います。また、Twitterやネットに落ちている情報だけに引っ張られず(自分も経験あるので)、まずは自分が目指したい方向性のWebデザイナーさんを見つけて制作物を見てもらってください。続けていくうちに、強みもやりたいこともどんどん明確になってくると思います。

    みなせ そうですね、同じ境遇で悩んでいる方を見つけられるだけでもわりと心が軽くなったりもしますし、人との関わりを広げていくのはオススメだなあと自分も思います。それから自分の現在地と目的地を正しく把握するのは、自分のやっていることに意味を見出すためにも努力の方向を間違えないためにも本当に大事だなあと思います。目的地さえ見えていれば自分の行動全てに意味が生まれてくるので「今やっているこれって何の意味があるんだろう」と悩むことも減りますもんね。ありがとうございます!

     

    おわりに

    みなせ というわけで今回のクリエイターズヒントラボは、「未経験からデザイナーを志す方」をターゲットに記事をお送りしました。

    何かを始めたばかりの頃って右も左も分からないので不安になりますよね。もし今「本当にデザイナーになれるのかな……」「勉強なかなか続かないな……」とモヤモヤを抱えている方は、今回のホマレさんのお話がヒントになるのではないでしょうか。これを読んでくださった皆様のモヤモヤを少しでも晴らすことができていたら嬉しいです。

     

    最後になりますが、もし「ためになったよ~~」等のご感想がありましたら、記事下の共有ボタンからぜひハッシュタグ「#クリエイターズヒントラボ」を付けて感想をつぶやいていただけたらとても幸いです!ではでは!

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    Writer この記事をかいたひと

    みなせしゅん |フリーランスのマルチクリエイター

    RYOZEN Scratch Creations代表。

    1994年生まれ。千葉育ち。
    2019年よりフリーランスのマルチクリエイターとして活動を開始。
    グラフィックデザインからWEBデザイン、フロントエンドからバックエンド、プランニングから動画配信まで、わりとなんでもやる人。

    座右の銘は「レベルを上げて実績で殴る」。

    • エンジニア
    • プランナー
    • クリエイター
    • フリーランス
    • グラフィックデザイナー

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